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プリペイドカード/ギフトカードの法人活用を徹底解説

 〜必ず押さえておきたい販促・景品利用時のポイントを詳しく紹介〜

KV
更新日:2023年7月25日

1|プリペイドカード/ギフトカードの基本概念

1-1. プリペイドカード/ギフトカードとは

 プリペイドカード/ギフトカードは、あらかじめ決められた金額を支払うことで、商品やサービスを利用するための支払い手段となるカードや番号・記号のことです。クレジットカードやデビットカードと同様に、買い物やサービスの支払いに利用され、法的には前払式支払手段と呼ばれます。
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1-2. プリペイドカード/ギフトカードの類似名称

 「プリペイドカード」は、主に自分で利用するために購入するものであり、クレジットカードと同じように現金を持ち歩かずに買い物をすることができます。プリペイドカードは、あらかじめ支払う金額が決まっているため、支払い料金やクレジットカードの支払い防止に役立ちます。

 「ギフトカード」は、自分で利用するために購入するものではなく、贈り物として誰かに贈るために購入します。誕生日や記念日などの贈り物として、好きな商品やサービスを選ぶことができるため、贈る側/贈られる側に喜ばれることが多いです。プリペイドカードもギフトカードもあらかじめ決められた金額を支払うため、消費者から見た機能面では差異はありません。

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 このほか、同じような商品においては「プリカ」と表現を略したり、主にコンビニやドラッグストアで売られているカードを総称して「POSAカード」と呼んだりします。最近は物理的なカードではなく、金銭的価値と紐づけた番号・記号そのものが浸透し始めており、それらを指して、「ギフトコード」や「デジタルコード」、「デジタルギフト」、「電子ギフト」、「eギフト」など様々な呼び方が混在しています。
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2|プリペイドカード/ギフトカードの分類と種類

2-1. 発行主体による分類

 プリペイドカード/ギフトカードは発行会社が存在し、その発行主体によって分類をすることができます。
①「クレジットカード会社」 「金融機関」 「準金融機関が発行するプリペイドカード/ギフトカード
 
②「業界団体」が発行するプリペイドカード/ギフトカード
(例:図書券/百貨店商品券、ビール券など)
 
③「各企業」が自社サービスの利用促進のために発行するプリペイドカード/ギフトカード
(例:Amazonギフトカード/ニンテンドープリペイドカードなど)

2-2. 利用できる場所や範囲による分類

 プリペイドカード/ギフトカードは、その発行会社が定める利用先に制限があります。事前に利用規約やそれぞれの会社のホームページを参照し、よくご確認ください。
国際ブランドの加盟店で使えるプリペイドカード/ギフトカード 
(例:VisaJCBのマークがついているお店・ECサイトで利用が可能)
 
特定の加盟店網で使えるプリペイドカード/ギフトカード
例:ビットキャッシュやウェブマネーなど
 
特定の企業が運営するお店やECで使えるプリペイドカード/ギフトカード

例:Amazonギフトカード/ニンテンドープリペイドカード/NIKEギフトカード)

2-3. プリペイドカード/ギフトカードの形態による分類

 プリペイドカード/ギフトカードは、形態によって主に4つに分類されます。
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 サーバー型の事業者サーバーに管理されている金額情報と結びついているPINコードの表示・配布方法はさらに3つに分類されます。
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2-4. 主要なプリペイドカード/ギフトカードの種類

 インコム・ジャパンで販売しているプリペイドカード・ギフトカードの種類は「約1500種類以上」。代表的な商品ラインナップについてはこちらを参照ください。

3|プリペイドカード/ギフトカードの注意点

3-1. 返品について

 一般的にプリペイドカード/ギフトカードは「購入後に印字されたPINコードを利用することで残高を利用することができる」という性質上、一度購入されたカードは再販売できないため、返品/返金はできません

3-2. 有効期限について

 また、多くのプリペイドカード/ギフトカードには半年から10年ほどの有効期限が設定されています。購入から利用するまでに日数が経過し有効期限が切れてしまったものについては使用もできなくなるため、カード裏面に記載されている期間などをよくご確認の上、ご購入ください。

3-3. PINコードの取り扱いについて

 購入されたプリペイドカード/ギフトカードに印字されているPINコードはカードを使用するためのパスワードのようなものです。他の人にPINコードを知られてしまうと利用される恐れがありますので、紛失・盗難も含めPINコードの取り扱いについては十分ご注意ください。

3-4. プリペイドカード/ギフトカードを使用した場合のお釣り/残高について

 プリペイドカードやギフトカードの利用は、特典がついている場合を除いて、そのカードを購入した金額までしか利用することができません。もし、実際に利用した金額が購入した金額より少なくても、お釣りを現金等で返金してもらうことは原則できません。ただし、その差額はチャージをしたアカウントの中か、もしくはカードそのものの中に残高として残りますので、そのプリペイドカード/ギフトカードの利用可能な対象サービスの範囲内で、お買物等に利用することはできます。

4|法人企業のプリペイドカード/ギフトカードの活用方法

4-1. 主なプリペイドカード/ギフトカードの購入場所

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インコム・株式会社が運営する法人企業向け専用サイト
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4-2. 法人企業がプリペイドカード/ギフトカードを購入する時の手数料

 原則、額面金額で購入することが一般的です。会社によっては額面金額に様々な手数料が発生することがあります。
(例:販売手数料、事務管理手数料など)
 
 この手数料は発行会社が設定することもあれば、販売代理店が設定することもあります。額面金額から割引をして販売しているサイトでは一度流通したものを再販している場合もあるため不正な取引によって仕入れられた可能性もあります。購入においては慎重な検討を頂くほうが安全です。

4-3. プリペイドカード/ギフトカードの利用方法

 プリペイドカード/ギフトカードの利用方法は、カードの種類や発行主体によって異なる場合があるため、カードに記載された利用方法を必ず確認してください。また、一部のカードは再チャージすることで利用期限を延長できるため、再チャージをすることで長期的に利用することも可能です。ただし、どちらも有効化(PINコードと価値が紐づけされた状態)がされていないプリペイドカード/ギフトカードを利用することはできません
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5|法人企業がプリペイドカード/ギフトカードを活用する用途

 目的に合わせて適切なプリペイドカード/ギフトカードを購入し、活用することで、新規顧客獲得やリピート購買、従業員のモチベーション向上や福利厚生の向上など、様々な目的を達成することができます。消費者にとっては簡単な支払や手段として利用できるため、特典(景品)として喜ばれることが多いです。

5-1. お客様を呼び込むプロモーション活動

 見込み客だけでなく、新規顧客、ロイヤル顧客を呼び込む販促ツールとして活用いただけます。プリペイドカード/ギフトカードを景品や特典として用意し、新商品発売時のアテンションのアップや購入におけるコンバージョンアップを図ることができます。プリペイドカード/ギフトカードには様々な金額や種類がありますので、消費者属性や条件を満たした商品を選択することで、新規顧客の獲得やリピート購買の促進を図ることができます。
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5-2. ユーザ登録や資料請求、見積リクエストへのお礼

 資料請求や見積依頼に対する謝礼に活用することができます。マーケティング上のある特定の行為を行ったことに対するインセンティブを提供することでマーケティング上のROIを最適化することが可能です。具体的には、資料請求やユーザ登録など簡便な行為に対しては低額の100円~の金額を多くの人数に配布し、商品購入や契約が完了したら5000円~10000円などの高額なプリペイドカード/ギフトカードを提供するなどメリハリをつけたマーケティングが実現できます。
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5-3. ソーシャルメディア活用のキャンペーン

 ソーシャルメディア(SNS)活用のキャンペーンでもご利用がいただけます。プリペイドカード/ギフトカードを景品として用意し、SNS上でのシェアやコメント投稿などの条件を満たした参加者に配布することで、ブランド認知度の向上ファン層の拡大を狙うことができます。
 
 また、この場合コード型のプリペイドカード/ギフトカードはDMやメールで送ることができるので効率的に配布できます。
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5-4. アンケート回答や面談に対する謝礼

 アンケート回答に対する謝礼もプリペイドカード/ギフトカードの利用目的として人気があります。ネット/オンラインでのアンケート回答者にコード型のプリペイドカード/ギフトカードを配布することで、配布作業を大きく削減しながら、回答率の向上や回答者の満足度向上を図ることができます。
 
 また、グループインタビューのような対面調査であったり、採用面接に来ていただいた方へのお礼や交通費のお支払いも、従来までは現金で行うことが多く、その管理が煩雑でしたが、プリペイドカード/ギフトカードをご利用いただくことで、シンプルなオペレーションで業務を遂行することが可能になります。
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5-5. 店舗やイベントへの来訪特典

 店舗やイベントへの来訪特典としての配布があります。来店者や来場者に対して、プリペイドカード/ギフトカードを配布することで、次回の来店や来場促進を図ることができます。
 
 また、POSレジのような大掛かりな仕組みがなくても、その場で有効化するためのシステムもあります。そのため、売れた分だけ有効化して在庫リスクを減らす運用も実現できます。
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5-6. ポイントを特典と交換するシステム

 貯まったポイントをユーザの喜ぶプリペイドカード/ギフトカードと交換することで、ビジネスを活性化させる手法もあります。プリペイドカード/ギフトカードは種類も豊富なうえ、100円といった低額な金額帯から提供が可能なため、なかなか貯まらないポイントに飽きてしまいユーザが離反してしまうことを予防し、頻繁にサイトに来訪していただくための仕掛けとして活用できます。
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5-7. 従業員や代理店への報酬提供

 売り上げや業績目標の達成などの条件を満たした従業員や代理店に対して、プリペイドカード/ギフトカードを配布することで、モチベーションの向上や報酬の透明性の確保ができます。
 例えば、営業成績や新規顧客獲得数、商品の販売数など、法人企業が設定した目標を達成した従業員や代理店に対して、プロセスが見える化され、報酬の透明性を確保することができます。
 
 また、報酬としてのプリペイドカード/ギフトカードは、従業員や代理店にとっても嬉しいもので、同時に現金よりも安全性が高く、紛失や盗難の心配が少ないため、受け取った側にとっても安心です。
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6|プリペイドカード/ギフトカードの法律と規制、運用時の留意事項

6-1. 法人企業が遵守すべき法律と規制

 プリペイドカード/ギフトカードには資金決済法という消費者を保護するために定められた法律があり、資金決済法に基づく様々な規制が設けられています。企業や利用者は、これらの規制を遵守し、適切な取り扱いを行うことが求められます。特に、有効期限については、消費者が適切に知ることができるよう、表示方法に注意する必要があります。
 
 一方で、法人企業がプリペイドカード/ギフトカードを無償で提供する場合には、資金決済法の適用を受けません(※)。ただし、既に有償で発行しているプリペイドカード/ギフトカードを無償で配布する場合は、区分管理ができることが適用外となる条件になるため、注意が必要です。
※〈参考出典〉令和4年1月 一般社団法人 日本資金決済事業協会「資金決済に関する法律Q&A 前払い式支払い手段編〈第三版〉」
 
 また、企業が従業員向けに提供するプリペイドカード/ギフトカードは、会社と従業員という特定の関係の中で使用されるものです。そのため、一般的な消費者保護法の適用は必要性が低く、利用者保護については、発行者である企業と利用者である従業員の私的自治関係に委ねられています。このため、この場合も資金決済法の適用除外となります。

6-2. 企業がプリペイドカード/ギフトカードを運用する時の留意事項

 消費者の視点に立つと、お金と同等の価値を持つことから、その運用方法には留意して取り扱うことが求められます。
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7|プリペイドカード/ギフトカード活用の成功事例とベストプラクティス

7-1. 顧客満足度を高める活用方法

 プリペイドカード/ギフトカードを利用して、購入金額に応じたポイント還元サービスを行うことで、消費者にとってメリットがあると感じてもらうことが可能です。
 
 また、誕生日や記念日などの特別な日には、プリペイドカード/ギフトカードによる特典を与えることで、記憶に残る買い物体験を提供することができます。

7-2. プリペイドカード/ギフトカードを使ったリピート顧客の獲得戦略

 一般的にインセンティブとしてのプリペイドカード/ギフトカードは、金銭的価値が高く、利用用途が広いものに人気が集まります。ただし、中には金銭的な付加価値がついていたり、独自のサービス特典が付帯していたりする場合もあり、消費者のリピート購入促進に役立ちます。プリペイドカード/ギフトカードの発行企業になると、実際に支払う商品・サービス以上の金額を前もって、前受金として受け取ることができるため、発行企業自身のキャッシュフローも改善されます。

7-3. 企業向けの販促キャンペーン事例

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